我々、社団法人四日市医師会は、四日市市及び三重郡三町(菰野町、川越町、朝日町)の医師で構成され約280医療機関、約480名の会員が所属しています。そしてこの地域の医療、保健、福祉の充実・発展に寄与しています。
医師会は、当面する重点課題として、医の倫理の高揚と医療安全対策の推進を第一に挙げています。国民の医療に対する信頼を確保するため、日本医師会が作成した「医の倫理綱領」及び「医師の職業倫理指針」を広く周知・啓発して、さらなる医師の日常的自浄作用活性化の推進、生涯教育の推進による医療の質の向上と医療安全確保を医師の責務としています。
少子高齢化などの社会情勢が大きく変化する中、日本の医療を取り巻く変化も同様に大きく変わりつつあります。国からはそれに対応すべく医療制度に関する様々な法律が提出されました。
平成20年4月から「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づいて、75歳以上のすべての人(65歳〜74歳で一定の障害があり制度に加入する人を含む)を対象とした、現行の老人保健制度に代わる、独立した後期高齢者医療保険制度として実施されます。市町村で構成する広域連合が運営する保険制度で、75歳以上の後期高齢者の一人ひとりが保険料を支払い被保険者となります。
また、本年4月より、これまでの医療保険各法に基づき医療保険者が行う一般健康診査や老人保健法による市町村が行ってきた基本健康診査(老人保健事業)はなくなります。今後は新しく「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、40歳〜74歳のすべての住民に対し、医療保険者による糖尿病等の生活習慣病に着目した特定健診(義務)が、75歳以上の後期高齢者に対しては、広域連合が行う健診(努力義務)に引き継がれる。この健診は、医師会の受託医療機関での受診が可能となっています。(今回の健診は、初年度のため8月ごろ開始予定です。)
社会の情勢の変化に伴い各種医療制度改革が実施されていますが、我々四日市医師会は、この地域の住民の方々の健康を守るため、いろいろな活動に取り組んでいます。
医療の分野では、開業医・勤務医共に、日常の診療と共に生涯教育実践のため各種勉強会・研修会を開催し、進歩する医療知識・技術の習得に努めています。病院と診療所の連携の推進、在宅医療の充実に取り組んでいます。
応急診療所の運営に対しては、日曜・祝日・年末・年始・ゴールデンウィークの10時〜16時の時間帯に、小児科医、耳鼻科医、内科系医師が従事し一次の救急患者さんの診療に対応しています。初期患者・軽症の患者さんが二次救急医療機関に直接受診するため、二次輪番病院への過度の患者さんの集中が起こり、病院勤務医の疲労が社会問題化しています。初期患者・軽症の患者さんはまず応急診療所での受診をお願いします。
介護・福祉の分野では、訪問看護ステーション・居宅介護支援事業「いしかいさん」を運営し、在宅療養患者さんの支援システムを構築しています。
その他、看護師養成のため看護専門学校の運営、小規模事業場に働く労働者に対する産業保健サービスを充実させる地域産業保健センター事業の実施、児童・生徒の学校保健のための学校医活動にも力を入れています。
四日市医師会 会長 小林 篤
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